A LONG DISTANCE Ⅰ

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僕は急いで優子の元に駆けつけた。 「ゆ、優子!?」 返事がない。あ、そうだ…救急車! 「すいません!車に引かれてしまったんです!はい、そうです。はい、はい。すぐにお願いします!」 優子は頭から出血していた。 「大丈夫だからな、優子!」 「あと少しだからな。」 相変わらず返事はない。だが僕にはこうするしかなかった。 自分の無力さを呪った。
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