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皆は"第一の地"こう呼ぶ。
創造神ユセフは、地上に"生命の雫"を降らせ、恵みの大地と癒しの空を作り出した。
大地には、草花が咲き季節を生んだ。
空には、灼熱の太陽と引力・重力を生む月を創造し時間を加える事で朝夜を維持する。
無の地に生命の理が出来ると、命神ナキスは"種族"を生み出す。
「平穏な地を共に分かち合い、共存して繁栄をもたらすように」と意味を込めて五種族を君臨させる。
五種族にしたのは、五洸神(フィフス)にちなんで考案しそれぞれの神の特徴を捉えて構築したと言われている。
命神ナキスは優しさに満ちた知的種族
"人間"を。
自然の女神ローナは獣の地に人形の体を与えた…自然を強くイメージした
"獣族"を。
元素神グウォンは後に"法術"と言われる力を最初に使う事になる、"法力"を生まれ持つ
"エーネル"を。
天地の姫神クシャーナは空と地…どちらの力も携える翼を生まれ持つ
有翼人を。
戦神ゼロスは、戦う術を常時解放するべく、どんな困難にも立ち向かえる為"意識開花"と呼ばれる滞在能力を要する者
神公(ノーシャ)を。
五種族を主体に世界は始まりを迎える。
一種に一つ、大陸を与え共存しつつ繁栄させていく事で成り立たせようとした…だが、それは神々の誤算に過ぎなかった。
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