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「戦う為の術を」これが崩壊の引き金となる。
獣族は強大なる身体能力を…
エーネルは法術を…
有翼人は空中戦術を…
神公(ノーシャ)は意識開花を…
それぞれ特有の能力を駆使して領土・権力争いが勃発する中、何の力も持たない人間は彼らに滅ぼされた。
後に旧世界…第一の地で一番に絶滅したのは人間だと記載される。
終わる事のない終始戦争に神は激怒し"世界天声(シンフォニー)"の解放を提案するようになっていた、命神ナキス以外は。
世界天声…神の声を地に与え全てを無と帰す絶対なる力を示す。
だが、決して入る事の出来ない神域に一人の少年が迷い混んで来る。
神々は驚愕した…少年の纏うモノは、自分達と同等の力…いやそれ以上にも思えた
「愚かな主君、汝等の罪を敬う気持ち…それを見下し鼻にかけた事、後悔しながら逝け。
我"黒の王"より、力を与えられし者なり。」
少年は言う。重なる声で冷酷に、十匹の化物を引き連れて
神は各々の戦術で戦うもあっさり敗北し喰われてしまう、絶望だけが漂う中でナキスが少年の前に現れ涙を溢す
「復讐…なのですね?」
美麗に輝く金色の剣を抜いては少年に刃先に向ける
少年は口元を緩ませ掌を向けた刹那…剣が少年の心臓を貫き、眩い閃光と共にナキスをも飲み込む
「神殺の静剣"バリウス"…君も、私も…そしてこの世界全てをリセットする。
そして新世界をシンフォニーで構築…この世界の創造主に願います。次こそ…はへい…わな…世界を。」
金色は徐々に漆黒の光へと変わり、神域を蝕んで行く
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