0話 15歳少年の転機

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そう思うと体を動かさずにはいられない。 学校には体調不良という事で早退し、オジサンから貰った紙に必要項目を記入する。 すると昨日と同じで突然人の気配がなくなる。 「またお会い出来て光栄でございます」 スーツを着たオジサンが礼儀正しく入って来た。 「あんたは一体何者なんだ?」 「残念ですがお答え出来ません」 一礼する。 「まあいいか、あんたに言われた通りにこの書類に記入したぜ」 「ありがとうございます。これであなたも清峰学園の生徒になりました」 オジサンが書類を預かって、 「後日合格通知と説明会のパンフレットを送らせて頂きます。これであなた様と合うのもこれで最後になるでしょう、いつかお会い出来るのを楽しみにしております」 そう言ってオジサンは消えた。
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