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ディオは手を顔の前で合わせて、深いため息を吐く。
『獣となったのは中年の男、その他は大丈夫だった。』
ぞくりとユリティアの背筋に冷たいものを感じた。
『最悪の場合はフォルトゥナを暗殺しなければならない。さて、質問とかある?』
『無いわ。そろそろ、部屋に帰った方が良いと思うのだけど…』
ディオは頷くと、本棚の前に立つと、本棚を横に動かす。
その裏には魔法陣が書かれていて、ディオによればユリティアの部屋に繋がっているらしい。
『ユリティア様、私はシャンテールと少し話があるので先に帰っていて下さい。』
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