210人が本棚に入れています
本棚に追加
/134ページ
ドレスを脱がせて、本当に今更な初夜を過ごす。美佐子の色気は、衰えを知らない。
「美佐子………好きだ。」
「私もよ。透に愛されて………私、毎日貴方に惚れ直してるの。」
「嫁さんを女として見れない奴、いるじゃん?」
「ん?」
「俺さ、その気持ち。理解できない。美佐子が魅力的だから、俺にとって最後で最高の女だよ。」
愛し合った後、普段なら尚登や智美の手前ゆっくりまったり過ごせなくなっていた。
孝志のおかげで、誰を気にすることなく、美佐子とゆっくり余韻に浸り、何度も飽きる事無く求め合い睦み合える。
きっと俺達に、互を単なる家族にしか見えなくなるなんてことは、どうやらなさそうだ。
「正しく、死が二人を分かつまで………」
「違うわ。分かれても、私は透が最高の私の夫で恋人よ。」
「だな。俺にとっても、分かれても俺の最高のカミさんで最愛の彼女だよ。」
俺達は、いつかみたいに抱き合ったまま眠ってしまった。この幸せを誰にも譲れない。
俺はあらためて、美佐子に夢中になりそして、愛し抜くと誓った。
.
最初のコメントを投稿しよう!