君を始めてみた

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始めてみた、君はこの世のものとは思えないほど綺麗だった。 まだ、小学生なのにその目は、俺を引き付けた。 始めてあったのは、お袋が死んだときだった。 お袋が死ぬまで一緒の家にいたなんて、思いもしなかったんだ。 「俺、連慈」 俺は、そう言って君に手を差しのべた。 『・・・・私、鞠』 そう言った君は、まるで俺を怖がっているように見えた。
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