これはいったい………

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その後素早く部屋を出ると、そこにはメイドが立って待っていた。 「案内を。」 「あ、ありがとうございます。」 たどり着いた場所は、大きな食堂。その一番奥に彼女はいた。 「おはよう、ハルカ。昨日はゆっくり眠れたかい?」 「いや、あんまり。眠りも浅かったから。」 「そうか、それではキツかろう。おい、食後に身体の調子を整える効果のあるハーブティーを用意しろ。」 「了解しました。」 メイドたちが部屋から出ていくと、入れ替わるようにコックが料理を運んできた。 「さて、ハルカ。君にはこの世界に順応して貰わなければならない。故にこの世界における、君の新たな名を用意しよう。 ハルカ・フェン・アレキサンダー。 それがこの世界での君の名前だ。位置的には私の双子の妹となるわけだ。私の紹介出来る範囲内で、知人に合わせよう。それが君の生きる力となるだろう。」
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