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「私は今日は研究で忙しい。だから今回は私の専属メイドでもあり助手でもあるライラをお供させよう。
ライラ、頼んだぞ。」
「了解致しました。
では一旦ハルカ様の自室へと戻りましょう。」
~ 少年少女移動中 ~
そして戻って参りました自室です。
「それで、ここで何するんですか?」
ライラさんはニコリと笑う。
あ、嫌な予感がした。
「それでは今からこのお召し物に着替えて頂きます。」ニコニコッ
その手に持つのは、素人目から見ても高級品だとわかる布のきめ細やかさ、色は見る者を魅了するかのようにあざとく一歩間違えば自己主張の激しい紅、それらを気取らずかつ繊細に仕上げた麗人たちのある意味勝負服である衣装。
つまるところの、ドレスである。
みまごうことなく、ドレスである。
誰がなんと言おうと、ドレスである。
「う~ん………。」
俺はこめかみを押さえ、耳の穴をかっぽじって、ライラさんにもう一度向き直る。
「はて、俺は難聴という聴覚障害をいつの間に患っていたのだろうか。それに幻覚までみていたようだ。
はっはっは。
失礼、もう一度いいですか?」
「それでは今からこのお召し物に着替えて頂きます。」ニコニコッ
「………………………。」
「それでは今からこのお召し物に(ry。」ニコニコッ
(^p^)<……。
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