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「そうだわ。ハルカさん、貴女には意中の相手は?いますの?」
「ハルカ様、お答えにならなくて結構です。」
「あら、貴女の大好きな御当主様がいくら殿方に興味がないからといって、双子のハルカさんも同じとは限りませんわ。それとも、御当主様と同じ顔をしたハルカさんに好きな殿方がいたら貴女が心中穏やかではないのかしら?」
「クリス!!」
わぁ、ライラさんってそういう趣味の方なんだ。知らなかったー。
「あ、主様!?ち、違うのです、これは、その!!このクリスがデマカセで言ったことであって!
……………ぁぅ。」
「ライラさん、落ち着いて下さい。私はハルカですよ?」クスクス
ライラさんは顔を赤らめたまま深呼吸をすると、徐々に落ち着きを取り戻していった。
「……………お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありませんでした。」
「きゃーライちゃんかわいー(棒)。」
「クリスっ!!」
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