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「それで、どうなのかしら?ハルカさん?」
ニコニコと笑顔で話をふってくるクリストファー様。ですが残念、俺は見た目は女ですが中身は男なんですよ。
「すみません。意中の殿方はおりません。」
むしろ男に興味あったら怖いよ?色々な意味で。
残念、といった風に肩を竦めるクリストファー様と当たり前ですと言わんばかりのライラさん。まあ、当たり前なんですけどね。
それから少しの間、話に花を咲かせているとクリストファー様があぁ、といった風に手を叩いた。
「修道会にはいつ頃に通われるのかしら?」実
修道会?と俺が頭を傾げているとライラさんが答えてくれた。
「四日後と考えております。」
「まぁ、では此方からも紹介状を手配しておきますね?」
「ありがとうございます。」
ライラさんが頭を下げたので俺も慌てて頭を下げる。
この後はいくつか実の無い話だったので割愛させてもらう。まぁ、新たな情報としてはクリストファー様とライラさんは幼なじみらしいということだろう。
だけど、修道会ってなんなんだ?シスターさんがいるとこ?なんでそんなとこに?
そんな疑問はすぐに解決された。
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