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文字の読み書きなどを習っていると、すぐに三日が経過した。
レイラの書斎へとたどり着いた俺は、いくつかの手紙を受け取る。
はて、なんなんだろうかこれは?
「これは修道会への紹介状だよ。
この間いくつかの貴族様たちとお茶会をしただろう?あの後私が彼らに手紙を送り、ハルカが明日修道会へと入ることを伝えたんだ。君は彼らに上手く気にいられたようだ。紹介状を頂くことが出来たよ。
大事な物なんだ。無くすんじゃないぞ?」
そういって渡された手紙には家紋と思わしき物が入った蝋で綺麗に封がなされていた。
「それとこの後、聖王国の城下へと向かう。社会見学といったところだ。君には早くこの世界へと慣れてもらいたいしな。」
「なあ、一つ質問いいか?」
「なんだ?」
「修道会ってなんだ?」
レイラがおやっ、と少し驚く。
「ハルカの世界では、修道会はないのかい?」
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