1章

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とりあえず、優花さんの用事が終わったら、携帯(さっきアドレス交換した)に連絡をくれるので、それまで悟空くんを預かる事になった。 そして私は今、悟空くんと手を繋ぎ、家に向かっている。 ……挨拶回りが全然進まぬ。 「ななおちゃん」 「んー、どうしたの」 最初人見知りかと思ったけど、そうでもないのねー。 「ななおちゃんって男?」 「……は?」 「だって、名前に『お』がつくじゃん」 「……」 いくら名前に『お』がつくからって男?と聞かれる私はなんなんだ…… 「ど、どっちに見える?」 ここは悟空くんに聞いてみよう。 「んー?ピンク着てるから女の子」 基準それか。
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