1章

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「いつも、仕事手伝うか?って聞いても、『大丈夫、白崎の方が大変でしょ』って言ってたじゃん」 「それは、本当にそうだったし、自分が任された仕事はちゃんと自分でやりたいから」 まぁ、元々人に上手く甘えられない性格だし。 「俺なんか人に頼りっぱなしだったけどなー」 「白崎は人を使う立場だったじゃない」 ……それに、一番働いていた。 「……」 白崎は悟空くんを肩から下ろして、パーンっと私の肩を叩く。 「!い、いった」 「あー!あずさ、ななおちゃんに何してんの!」 「ごめんごめん、俺は良い部下に恵まれたと思ってな!」 「ったく、もう部下じゃないでしょーが」 「今はお隣さんだもんな!」 「そうだよ」
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