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ビルの建設現場にある事務所に今は俺の独りきり。 昼間は色んな人間で賑わう場所も、夜になれば静かなものだ。ちょっと前まで一緒にいた現場監督の畑中さんは「今日は娘の誕生日だ」とか言って、いそいそと先に返った。 「裏切り者ー…」 俺は口に出して虚しさを覚える。一人暮らしの三十代の男には、温かい飯が羨ましい。 家に帰って、風呂、飯、奥さん。その三つが揃ってるなんて、神だ。
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