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ウルフ
「いや待て。このウーハイを攻める為の大部隊が半日も経たずに後退…増援も無し……嫌な予感がする…」
リック
「考え過ぎですって隊長。攻めれる時に攻めた方が……」
マイク
「そうだな、確かにおかしい。こういう時のウルフのネガティブから来る予感は当たるんだ」
マイクはウルフの性格を熟知している
迅牙隊に配属される前、共に背中を預けて戦った頃もウルフの用意周到っぷりは常に敵の裏をかいて勝利を得てきた
リック
「じゃあ、敵に何か策があるって事ですか?」
ウルフ
「ああ、確信は無いが不安で仕方ないんだ。マイク、ベースの防衛を強化するよう伝令を。我々はこれより戦列に加わる」
マイク
「了解、そう伝える。よし、4機はプラント奇襲阻止の為に残って他は迅牙隊に続くぞ」
ウルフ
「いや、お前達のヘヴィガードじゃ迅牙には追いつけないぞ?」
マイク
「なに、足は遅くても射程距離なら長い。砲撃支援なら任せとけ」
マイク達防衛隊のヘヴィガードの背中には榴弾砲が鈍く光る
ウルフはマイクの言葉に昔を思い出し、珍しく微笑しながら前線へと向かった
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