壊れた日

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半ばヤケクソ気味に 私は言葉をぶつけた。 「夏樹はいいよね! 好きな人と幸せで。由紀乃可愛いしさ。」 虚をつかれたように 夏樹は目を見開いた。 「いきなりなんだよ」 「いいよね。好きな人と付き合えるって」 こんなんじゃ、ただのワガママだ。 こんなことが言いたいんじゃない。
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