壊れた日

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その方向を向くと 無表情で立ち尽くしている夏樹の彼女、由紀乃の姿。 彼女の周りだけ刺すような冷たさを帯びた空気がまとわりついている。 「ゆ……由紀乃」 私が怖々と声をかけると 由紀乃は笑顔を取り繕って 「バイバイ」 とだけ言って走ってその場を立ち去った。image=447650513.jpg
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