壊れた日

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「なあ、どうしたんだよ」 最度問われ私は我にかえった。 「な……何でもない」 言ったらどうなるだろう。きっとこの関係を壊す。 それだけは……イヤ。 だから私は逃げるように目線を外した。 「おい、ゆ……」 「よし、日直終わったし帰ろっか!」 笑って呼び掛けを遮り、私は教室を出ようとした。
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