前途多難なスクールライフ

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* それから時間もそれなりに経ち、クラスの暗いオーラも収まったHRの時間、担任の先生(男)が話し始めた。 「えー、今から委員長を決める。やりたい人、またはやってもらいたい人がいる場合は手を挙げろ」 委員長か、誰がやるんだろうか。 僕には関係ないことだろうけど。 「はい、先生!」 「どうした藤原。やりたいのか?」 「いえ、俺は藍坂境斗を推薦します」 なに……!? 「藍坂か、確かにこの2日間でもわかるぐらい真面目だが」 いやいや先生、僕は昨日の入学式で寝るところでしたよ。 「他はどう思う?」 先生…そんなことを言ったらーー 「私もいいと思いますよ!!」 理奈……なんでそこまで予想通りの事を言う…… 「私も賛成です」 沙耶!? (ちょっと沙耶。なんで賛成なの!?) 隣の席にいる沙耶に小声で話しかける (え? ケイ君ならできると思ったからだよ?) 信頼されてるのは嬉しいんだけどなんとも微妙な気持ちだ…… 「じゃあ賛成の奴は手を挙げろー」 …… ………… なんで僕以外全員手を挙げてるんだよ!? 自分じゃなければいいんですか! あんた達は!! 「じゃあ過半数を余裕で越えているから藍坂、いいか?」 「はい……」 もう断れる空気ではなかった。 だがこのまま終わらせるつもりはない。 「一ついいですか?」
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