入学、再会、そしてーー

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…………。 『ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴぴ』 うーん、もう朝か? とりあえずアラーム止めよう。うるさい。 『ぴっ』 …時間は7時30分か。 ……起きよ。 時計を確認しながら僕、藍坂境斗は起床した。 今日は入学式、ようするに高校生活初日、流石に初日に遅刻なんて小説の主人公みたいなことはしたくないのでいつもより早く起きることにした。 * それから30分、朝食を適当に作って食べ、高校に行く準備を済ませて家を出た。 ……学校には9時に着けばいいんだから時間としては十分かな。 「…イ、ケイ!」 学校は家から近いし別に急ぐ必要もないな… 「ケイ! おいケイ!!」 誰だ、朝からうるさいなぁ… もう少し静かに出来ないのか…… 「お前絶対わざと無視してるだろ!!」 さすがにうるさかったので後ろを振り向いた。
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