入学、再会、そしてーー

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「その他1ってなんですか! 普通に呼んでくださいよ鳴瀬先輩!!」 藤原が少し必死に反論する。 今僕たちに話しかけてきたこの人は、 鳴瀬鈴華(なるせすずか) 僕と藤原と同じ中学で一つ上の先輩だ 容姿は、美少女というよりは美人という言葉が似合う。 彼女は僕のことを後輩と呼び、僕は彼女のことを先輩と呼んでいる。(先輩が後輩と呼ぶ場合は僕のことを指し、僕が先輩と呼ぶ場合もこの先輩のことを指す) そしてお互いにまったく恋愛感情ないという完璧な主従関係が成り立っており、僕がトラブルに巻き込まれる原因のほとんどがこの人だ。 「ん? ああすまないな。悪かった萩原」 「誰ですか!?」 ……よし藤原いじりに参加するか。 「違いますよ先輩」 「むっ……」 「こいつは杉原ですよ」 「ホントに誰だよ!!」 「おお、そうだったな。間違えて悪かった杉はーー」 「藤原ですよ!!」 ……藤原いじりもしすぎないようにしよう。 「それでは先輩、もうそろそろ行かないといけないので行きますね」 「分かった。じゃあまた後でな」 そして僕たちは教室に向かうことにした。 ……ん? また"後"で?
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