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私は沙羅。
学校では笑っているけれど、家では感情もなにもないロボットだろう。
家族ともあまり話しはしない。逃げる様に部屋に入る。
そんな自分が嫌いだった。
ある朝。学校へ行くと全く話したこともない人が「おはよう」と声をかけてきた。
正直、びっくりした。
こんなあたしに声をかけるなんて思いもしなかった。
そっけなく、
「おはよ」
とだけ言い、自分の席へと向かう。
背中に視線を感じる。
きっとあいつは心の中であたしを(愛想悪い女。)とでも思っているんだろう。
それでいい。そう思っていればいい。
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