Lesson#0 申し込み

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莉子は女の子が窓を閉めるのを確認してから、俯いている浅井に視線を戻した。 女の子が開けた窓は確か美術室。1階の中庭に面した教室だ。 「ははん」 莉子はニヤリと笑って、赤い顔した浅井を見た。 「覗きじゃなくてストーキングだ。あの子を」 「すとーきんぐッ!?」 浅井は、違います違います。と、また1歩近づいてくる。 「いやいや。近づかなくていいから」 莉子は1歩下がると、腕を組んで仁王立ちした。
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