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「あの子の事が好きなんだ。んで、美術室にいるあの子を眺めたくて、ここで昼食をとってたってことか」 浅井の顔が徐々に下がっていく。顔は終始赤いままだ。 「あの子から話しかけてくれるんだから仲いいんじゃないの?」 「仲いいというかクラスが一緒なので・・・」 「告白しちゃえばいいのに」 「・・・」 目を剥いて固まっている浅井を見て、莉子は思わず噴き出した。
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