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「じゃあ・・・」
浅井が意を決したように視線を上げる。
「上村先輩、僕をいい男にしてください!!!」
「はァ?」
「上村先輩は恋愛百戦錬磨だって聞いたことあります。先輩が思う〝いい男〝ってのを僕に伝授してください!!!」
浅井にとうとう腕を掴まれる。がっちり両手で掴まれ、振り解けない。見る感じヒョロっとしてるのに以外に力が強い。
「ちょっとちょっとちょっと!!掴まないで、わかったから掴まないで!」
「ありがとうございますッ!!」
離すどころか両手を握られぶんぶんと振られた。
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