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「いつまで鏡見てんのよ。実はナルシスト?」
浅井の肩越しに出した顔が鏡に映る。
「うわッ!!」
「びっくりしすぎでしょ」
浅井はみるみる顔を赤くする。
「ちょっと、いつまで照れてんのよ。そろそろ慣れなさいよ」
ベシっと後頭部をはたくと、慌てて修平が止めに来る。
「莉子ちゃん、ダメッ!せっかくいい感じにセットしたんだから」
「あぁ、ごめん」
「高値の花に近くに来られたらそれだけで照れちゃうもんなの、男は」
修平がニヤリと笑う。
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