Lesson#1 髪

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眉間にしわを寄せて、莉子は浅井の横顔を睨む。 「あんた、変なこと言って無いでしょうね?」 「な、な、何も言ってないですよッ!」 「そうだよ。ちょっと伝説があるとか話しただけだよね?」 修平の挟んだ言葉が終わる前に、固まってる浅井の後頭部ともう一発はたいて、左耳を引っ張る。 「あんた、よけーなこと言ってんじゃないわよ。これ以上変なこと言ったら殺るよ」 浅井の顔から赤みが引いている。 「ス、スイマセン・・・デシタ」 莉子は耳を離すと、フンっと顔を背けた。
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