スキになってもいいですか?

君との出会い

「彼方君??」

「はい?」

「何でケー番知ってるの?」

「あの…ケー番?って…?」

「ケー番は携帯番号のこと」

「あ、携帯番号は秀君に教えてもらいました。」

しゅう?

あぁ、城島か。

「あぁー。で、用件は?」

「明日僕とデートしてくれませんか？」

「でっ、デート!?!?」

「ﾊﾊｯ、動揺しすぎですよ。」

ー動揺させてるのは貴方でしょ?ー

「行く。」

気づいたら私はyes宣言をしていた。

そのまま、通話終了ボタンをpushし、ケータイを閉じた。

何であの時yes宣言をしたんだろう?

このときにはもう、彼方への「想い」があった。