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「ん…、おひめ、さま…。君の、ミカタ…だか…。」
「こぉらあぁぁぁ~~~!!!!
さっさと起きろおぉぉー!!!!!」
ぎゃあぁぁぁぁ!?
突然、布団をガバッとめくられたつか剥がれた。
「ななななんだよ!?
…ん?な~んだお前か」
「なんだじゃないわよ!!
いつまで寝てんのっ。遅刻するよ?」
「げっ、もうそんな時間!?」
「だから起こしてあげてたんでしょお!ほら、カバン準備したげるから制服着てっ」
「わりー!頼むわ!」
やばいやばいやばい
完璧な寝坊である。
めっちゃ日曜日かと思ってたのに…。
「あ、そうだ澪。
今日の小テストの~…」
「模範解答作っといたよ。
後であげるから早くしなよ。」
「あざっす!!」
手をパン!と合わせて言った。 制服のYシャツに袖を通しながら時計を見ては焦る。
「準備できた?行くよっ。」
「ちょっと待って…、よしっ
行くぞ!」
いつもつけているお気に入りの黒のブレスレットをはめ、俺は部屋を飛び出した。
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