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屋上なら来ないだろうと思い移動はせずに今度はストーカー野郎に電話する。
ｐｒｒｒｒｒｒ
ガチャッ…
「もしもし」
聞こえてきたのはストーカー野郎の声。
「もしもし、俺だけどさぁ今暇か？」
「……っく、悪いな隼人。今仕事中で抜け出せそうにない」
バツの悪そうな会長の声。すぐそばでどなり声が聞こえる。
ま、俺には関係ないけどな。
「【そっか…いま会長に抱いてほしかったのに…】」
寂しそうに言うとブシャッという音が聞こえた。
この音は最近よく聴いている。
――…鼻血だ。
なんだかものすごくげんなりしていると会長が言った。
「すぐに行く！！今d…「【仕事の方が大事でしょ？バイバイ】」
来られたら困るので俺は通話を切った。
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