本音

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俺の恋人の【みぃ】はよくわからない。 何がわからないのかって言うと、俺のことを本当に好きなのかが分からない。 恋人同士になった今でも普通に「うざい」「きもい」「死ねぇええええ」など言っている。 それにカメラは全部外されるし、甘い言葉を言われたこともない。 「はぁ……」 おもわずでてくるためいき。 俺の心はずたぼろだ… 悲しくなってきて【みぃ】にメールを送った。 『俺はさ、【みぃ】のこと好きなんだけどお前も俺のこと好きか?』 ストレートに書いて送ったメール。 意外な事にも返事はすぐにきた。 しかも俺は読んだ瞬間、笑みと鼻血が出た。 「ははっ…今頃真っ赤になってベッドに顔うずめてんだろぉな」 【みぃ】から帰ってきたメールは俺よりもストレートだった。 『好きじゃなくて大好きだっ、バカ!』 ごめん、隼人。 俺は世界で一番愛してる。 end ーー 「あーーもうっ!俺なにやってんだよっ…一緒にいるだけで緊張するから目も合わせられないし…悪態吐いちゃうし…恥ずかしい…」 俺は先ほど大好きな恋人から送られてきたメールに書いた事を思い出してベッドにダイブした。
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