82人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「来ないで!」
ノアに15000の精神的ダメージ!
しかしノアは平然をよそおう。
「待て待て待て待て!落ち着け!冷静になれ!何もしねぇから!」
初対面で拒絶されたノアは泣きそうになりながら刀を構える少女をなだめる。
「うるさい!魔族の言うことなんて信用できないもん!」
ノアに30000の精神的ダメージ!
ノアは鬱になりそうだ!
――鬱だ、死の……ん?何で俺が魔族って分かったんだ?
「何で俺が魔族って分かった?エスパー?」
「天使様にかかればこのくらい簡単よ!」
ノアに電流走る。
――おいおい、マジかよ。天使だったんか。
「貴様は天使ではなく堕天使だろう」
上からする聞き覚えのない声に上を見る二人。
空に男性が二人浮いていた。
どうやら天使らしい。
声を発したと思われる男は言った。
「貴様を職務放棄及び掟違犯の罪、脱獄の罪で拘束する!」
「私は悪くない!救える命を救ったらいけないの!?」
ノアには訳が分からなかった。
可憐な少女が目の前で罪人として拘束されようとしているのだ。
しかも聞いたところ少女に罪はない。
少女は悪くないと結論づけたと同時にノアは口を開いた。
「ちょっと待て。おじさん誰?それに隣の針ネズミも」
ノアはとりあえず挑発することにしたようだ。
最初のコメントを投稿しよう!