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洞穴の最新部にたどり着いたノアは呆然としている。
なぜなら奥には祭壇があり、いかにも怪しげな壺が置いてあるからだ。
「なんちゅーベタな……」
見ているだけでもしかたないのでノアは壺の観察を始めた。
所々にヒビが入っていてお札が貼られている。
お札がに書かれている意味は分からなかった。
「えーっと、まずは……開け、ゴマ!」
…………………
「違うか。テクマ〇マヤコン!」
…………………
「これも違う。ならば」
ノアは制服のポケットからこよりを取り出した。
「ファ…ファ……ブェックショーン!!」
……………………
「あれ?おっかしーな」
その後もノアはありとあらゆる呪文や動作をするがまるで効果がない。
その時間、なんと一時間。
「くそ、ネタが尽きた。これが最後、切り札だ!」
そう叫んでノアは壺のお札をひっぺがした。
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