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なぜ最初からそうしなかったのだろうか。
お札を剥がした瞬間、壺が光り輝きノアを光の中に呑み込んだ。
『アハハハハハ!
何?さっきの無意味な一時間は?
笑い死にしそうになったじゃない!』
またもノアは呆然としている。
それもそのはず。光の中から出てきたのは絶世の美女。
艶やかな黒髪に肌の露出が多い服。
そのせいかボディーラインがくっきり出ていて目のやり場に困る。
『なぁに?お姉さんのこと無視?
さてはエロい妄想してたのかな?ん?』
―――魔神ってもっとゴツいと思ってた。まさかこんな美人だったとは……。
『魔神だからといって男だけとは限らないのよ?
で、何か目的があって来たんでしょ?』
「心を読まれた!?
まぁいいか。一応神様だし。少しのチートなら」
『チートって何よ?
それよりさ、願いは何?お姉さんに言ってごらん』
「俺に合った武器が欲しい」
『フムフム、旅の護身用にねぇ。
戦闘スタイルは……成る程
なら、この武器ね!』
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