俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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「「ごちそうさま」」 しっかりあいさつをする。 それはうちの決まりだし、礼儀だ。 食べ終わると同時に食器をシンクに持って行く。作って貰ったわけだし俺が食器を洗っておいた。 その後、洗面台に向かい顔を洗って歯を磨き始める。 「おーい、早くしろよー?」 洗い物をしている間に真琴は用意を全部終わらせていたらしく、廊下から顔をひょっこり出して聞いてきた。 俺は急いで口をゆすいだ。 そしてちゃっちゃと服を着替えて一緒に出かける。 「「いってきま~す!」」 そして鍵を閉める。 「なぁなぁ?真琴?」 「ん?」 「ひょっとして今日は俺と一緒に登校できると思って瑠奈と一緒に弁当作ったりするのパスした?」 「……んなわけねーだろ。……ん」 真琴が俺に紙袋を突き出した。 「……なにこれ?」 「弁当。習慣で作っちまった」 な、なんてカワイイMy brother!? .
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