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「よう、朝に龍と会うなんて珍しいな」
真琴が若干驚いている。
龍は若干嬉しそうに言った。
「いやー!監督の友達が結婚式らしくてさ!今日一日休みなんだってさ!」
「ずいぶんとうれしそうだな」
「部活休みはマジヤベェ!」
本当に嬉しそうだ。
隣の信也がフッと笑った。
「そういえば信也と龍の家って隣だったな」
「うん。家が隣で、しかも窓から屋根を伝ってお互いの部屋に行ける幼なじみ」
「お、おおぅ……龍ちゃん惜しかったな……
信ちゃんが女だったら幼なじみフラグMAXじゃねぇか」
悟郎が龍を哀れみの目で見る。
しかしお前に哀れみを感じる資格はない!
「だよなー!?だったら彼女には困らなかったのにな!」
テンションが高い龍。
それに対して信也は首を傾げている。
「……いや、龍?俺は自分が女の子だったとしてもお前には友達としての感情は持てても恋愛感情を持つ事は死んでもない……」
「かはぁっ!?」
吐血した!?
つーかお前らのポジション必ず血が出るの!?
「……龍とつきあうのはないな。
性的対象としての魅力がにじみ出る性欲で無に還ってらっしゃる」
そして真琴がとどめをさした。
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