俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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・ ・ ・ 「さーて、じゃあ小テストやるぞー。 8割なかったら今日、居残りで補習だからな? 俺もとっとと帰りたいから必ず8割とるよーに」 一時間目の授業が始まった。 常に何かを面倒くさがってる俺たちの担任がそんな事を言いながら小テストの用紙を配り始める。 40代にもなってこのダラけきり具合。 逆になんか若々しい。 ……と考えている間に前の席の真琴からテストの用紙が2枚渡される。 俺はそれを一枚取って、 もう一枚を後ろの幸村に回した。 その際、幸村に「がんばろうな?」と聞いてみたが返事が返って来なかった。 ……ちょっと悲しかった。 「じゃあ試験時間は五分……始め!」 先生の合図と同時に、 俺たちは名前を書いてテストに取りかかった。 問一 シャア専用ザクは『赤い彗星』と呼ばれているのに、その色はほとんどピンクです。 ではその理由を答えなさい。 世界史ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!? .
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