あいつはぶっ飛んでいる

俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

数十分後、
授業の始まる5分前に
顔のツヤツヤした真琴と、
びしょ濡れで目が死んでいるの男子たちが帰ってきた。

男たちはブツブツと言っていた。
『電流怖い……』……と。

電流を喰らいはしなかったが、
生か死かを弄ばれ、
かなり精神的に追い詰められたようだ。

……真琴は本気にさせちゃダメだな。

母さんそっくりの
真琴の笑顔が非常に恐ろしく見えた。