俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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・ ・ ・ 「お前ら~……補修のテストで満点取るとはどういうつもりだ~? 最初っから本気だせやぁぁぁぁぁ!!」 と怒る先生を背中に、 俺と幸村は補修室を出た。 「楽勝だったな」 「あぁ……5時半……タイムセールが……」 完全に俺の言葉を無視した ひとり言に軽い涙を流しながらも、 俺は幸村のひとり言の方に話をシフトチェンジする。 「あぁ~タイムセールね~ お前にとっちゃ死活問題だもんな」 「………………」 畜生! ≪兄貴~……兄貴~……兄貴~……≫ ん?この着メロは真琴からメールか? 俺はすぐさまケータイを開いてメールを確認した。 差出人 愛する人 ーーーーーーーーーーーーーーー 件名 無題 ーーーーーーーーーーーーーーー 親父たちから大量の肉送られてきた。 せっかくだから みんな呼んで鍋パーティするから、 生徒会終わったら早く帰ってこい。 帰りは 瑠奈(天使)と 石村書記(名前が中二病)と 玉野会計(素直になれないツン狐) のボディガードよろしく。 PS 女呼ぶなよ? ーーーーーーーーーーーーーーー それは呼べと言うことですね?真琴さん? 「幸村~うちで鍋パーティするんだけど よかったら来な~い?」 「行かない。死ね」 「うん、今の質問になぜ『死ね』の語尾がついたのかはよくわからないけど……」 涙は流さなかったぜ! 心が強くなってきた! そして強くなった俺は 幸村の弱点を突き抜く! 「いっぱい肉あるのにな~!」 「……………ビクッ!」 食いついた!入れ食いだ! .
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