俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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「あっ!優樹くんのスレあるよ!?」 「うっわ~見たくね~」 嬉しそうな表情で言う瑠奈。 どうやら危惧していたスレッドはなかったらしい。 「『俺、この前まで引きこもってたんだけど彼に言われてやめた。『俺が必ず守る』ってさ……今じゃ学校が楽しくて仕方ない。心配してくれてた友達もいたんだって人生観が変わったわ。こいつは神。異論は認めない』 『正直、腹立つけど、こいつは認めざる負えないよな』 『神!こいつは神!』 『いや、神の子だろw』 『↑真理www』 ……こっちでは大人気なんだね?」 「『では』って言うな『では』って。 泣くぞコラ」 「……でも凄いですね。 どんな感じで説得したんですか?」 玉野がかなり興味を持った様子で聞いてくる。 それに便乗して瑠奈と石村も机に前のめりで俺の方に視線を向ける。 「あんまりそういうの言いたくないんだけどな……」 俺はつい一週間ほど前の話を始めた…… ・ ・ ・
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