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≪ヴゥゥゥゥゥン!!ヴンヴンヴン!!≫
「お~い!村上くん出ておいでよ~!」
≪ヴンヴゥンヴヴヴン!!≫
「む~らか~みく~ん!」
≪ヴヴヴゥゥン!!ヴヴヴヴゥゥゥン!!≫
「外の楽しさ教えてあげるよ~?」
≪ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッッ!!≫
「村上く~~~~~~ん!」
村上の家の前では金髪でバイクに乗ったヤンキーがバイクで轟音を鳴らしながら二階の村上の部屋に向かって大声で呼びかけていた。
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「あっ、なるほど。
それで優樹くんがそのヤンキーから村上くんを助けてあげたんだ?」
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俺はそのヤンキーに話しかけた。
「お~い!林ちゃ~ん!村上くんどう?」
「おう優樹さん!……ダメだ。せっかくバイクの後ろ乗せてツーリングしようと張り切ってたのに出てこねぇ……」
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「まさかの優樹くんの友達!!?」
「まさかのアンタの友達かよ!!?」
「まさかの先輩が呼んだ友達!!?」
全員の声が重なった。
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