俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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「うわ……人類の敵のスレありますよ?」 ちなみに信也の事だ。 そこまで言わなくていいじゃん…… 俺の友達なのよ?俺も泣いちゃうよ? 「うわ…… 『私、彼に告白したんだけど、「ごめん生理的に受けつけない」ってフられた。死にたい』 ……ですって!人間のクズッスね!」 「いや、あのだな……あいつは本当に生理的に受けつけないんだ。その理由はあいつが本気で好きだった彼女があいつの事を好きな娘たちに……」 「おっ、真琴さんのスレもありますね」 「思ったよりは評判いいみたいですね? まぁそりゃ悪口も3分の2ほどはありますが」 「……よかったね真琴…… わかってくれてる人はいるんだよ……」 ダメだ聞く気が全くねぇ…… そして玉野!お前3分の2悪口で思ったよりは評判いいって、地味に酷くね!? そして瑠奈…… その笑顔…… 眩しくて見えない…… 「おっ?坂本先輩のスレだ…… つーか優樹さんの友達、全員スレありますね?」 「それだけ学校で調子に乗ってる軍団だっていう事でしょ」 「おいコラ待て玉野」 玉野の究極に先輩を敬ってない暴言に待ったをかけたが、残念ながらみんなネットを見るのに夢中だ。 ……あれ?なんか俺の立場悪くなってね? 「あれ?龍くんって評判いいんだね?」 「あー、そりゃそうだろうな」 生徒会全員が俺の方を向いた。 やっと注目された! 「あいつはバカだけど、誰とでも分け隔てなく平等に話せるし、ノリのいい奴だからな。 ぶっちゃけ性格がいいとは言えない俺、真琴、信也がいる中で悟郎と並んで俺たちの善意だ」 「認めましたね……ついに自分は性格が悪いって認めましたね……」 そりゃな。 俺、ぶっちゃけ贔屓するし。 俺の心の中、結構荒んでるよ? 「ただ一つ欠点がある……」 「「「欠点?」」」 「あいつはいい奴だ…… いい奴過ぎて、ぶっちゃけ個性が余りにも強すぎる俺たちの中で…… …………あんまり目立たない」 「「「龍くん(さん)頑張って!! 本当に超頑張ってください!!」」」 image=458262726.jpg
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