俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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・ ・ ・ 「……ん?」 「どうかした?龍?」 「いや、なんか急に心をぶった切られながらも若干嬉しい事を言われた気が……」 「奇遇だね。俺もだ。まぁ俺のはただひたすら憎まれた気がしただけだけど」 「あっ、俺はなんかおれを巡って争いが起こってるような気がする!」 「くだらないこと言ってないでお前らもあいつらが来たらすぐ鍋始めれるように手伝え。お前らのその腕、バラ肉として鍋の具材にするぞ?」 「頑張るぞー!」 「「おーっ!」」 ≪ピーンポーン≫ 「あれ?兄貴鍵忘れたのか? おいおい、まだ用意できてないですよ。 ……まぁいいか、誰か鍵開けて来て?」 「「「うぃーす!」」」 「おい、一人だけ行けよ。 二人は手伝えよ。野菜切れよ。肉切れよ。 腕切るぞ?足切るぞ?縁切るぞ? ……おーい、戻って来ーい。 ……しょうがね。俺も行くか」 ≪ガチャ!≫ 「おじゃましまーす」 「お邪魔しますわ」 『『『『しまった!不用意に開けちまった! 高木さん達だなんて考えなかった!』』』』
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