俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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・ ・ ・ 「あっ、雑談スレありますよ?」 「ホントだー読んでみよ?」 もはや完全に このサイトにはまり込んでいる生徒会。 もはや生徒会活動の『せ』の字もない。 ・ ・ ・ 雑談スレは素晴らしかった。 時々神のような返しをする奴がいる。 俺たちも腹を抱えて笑ったものだ。 「あっ、もう終わりですね。 最後の書き込み読んでみますね? えーと………… 『生徒会室の前にあるお悩み相談ボックスってちゃんと生徒会見てんのかな?俺、この前の放送聞いてから入れてきたんだけどパンパンだったぞ?』 ………………………………」 「「「「…………………」」」」 俺たちは静かに生徒会室の窓ガラスに映る お悩み相談ボックスの影を見つめた…… 「さ、さ~て!じゃあそろそろ貯めてたお悩み相談の方、消化していきましょうか!」 「そ、そうだな!一気にやる方が効率がいいもんな!だから今まで放置してきたわけだし!」 「え、えっ?今更そんな当たり前な事説明してどうするんですか?ていうか私的にはもう少し貯めてからでいいかな~って感じなんですけど?」 「お、俺もそう思ってた!だけどまぁどうも優樹さんたちがやった放送の効果で思ってた以上に貯まってるみたいだしそろそろやりましょ~か!」 石村がそそくさと生徒会室から出て、 お悩み相談ボックスを持って戻ってくる。 お悩み相談ボックスは用紙がもうパンパンで 投入口から用紙が飛び出していた。 「う、うわぁ~予想以上に貯まってるね? い、いや知ってたけどね? でもこれって放送でこれの宣伝してくれた優樹くんのお陰だね!さすがは優樹くん!」 「さ、流石ッス!」 「み、見直しました!」 「は、ハハハッ!当然だろ!? じゃあそろそろみんなのお悩み解決といきますか!」 「「「お、おーっ!」」」 みんなで和気あいあいと お悩み相談の用紙を見て回りました。 生徒会開始から約1時間半、 やっと準備体操が終わって生徒会活動の本番が始まったわけだな!! ………………ごめんなさい。
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