俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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「おっ?……おい! この壁紙剥がれるぞ!?」 「ホントだ! しかも裏にまた壁紙がありますよ!?」 「まさかこんなところに 隠し収納スペースが!?」 龍が俺の部屋の扉から入って真っ正面の壁の端っこの方の、壁紙の糊付けが甘い部分に手をかけた。 「あっ!おい! それ直すの面倒だからやめて……」 ≪ビリビリビリビリビリビリ……≫ 俺の静止の声も聞かずに 龍は壁紙をダイナミックに引っ張った。 扉から真っ正面の壁の 全ての壁紙がスムーズに剥がされ、 壁紙の裏に隠されていた もう一枚の壁紙が露出する。 もう一枚の壁紙は 剥がされた方の壁紙と待ったく同じもの。 ただ違うのは固形の黒っぽい赤で大量の文字が書かれているという事。 『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………』
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