俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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「そうだ真琴。あと一応優樹。 ひとつ言っておかなくてはいけない事がある」 「なんでございますか?」 「一応ってなんだよ一応って」 「避妊はしろよ?」 「「今する話か!?」」 「いや、これがうちの家族は特に重要でな。 どうやら俺たち山口家は子どもができると化け物みたく強くなるらしい。さらに山口家の男の子どもを身籠った女はお腹の子どもによって、へその緒を通じてスパイダーマンみたくDNA改変が行われて凄まじい力を……」 「「……………」」 「どうした?口をあんぐり開けて……」 「父さん……」 「俺たちは人間か?」 「それは俺が小学生の時から思っていた疑問だけどとりあえず人間でいいらしい」 「……家族以外で一番近くにいて、 でも近すぎて心を打ち明けられない。 それが幼なじみなのよ。わかった?」 「「「おう!勉強になった!」」」
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