俺の日常の中でもちょっと特殊だった一日

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「よし、でも私が語りたいのはそこだけじゃない!最近の漫画、小説における噛ませイヌ的なポジションの……」 「語るな~母さん」 「酔ってるからな。あいつは基本的にクール、ドSだから一回リミッター外すとスゴい事になる。真琴も瑠奈ちゃんとふたりきりで甘える時、ハンパねぇだろ?」 「……黙秘権の行使させていただくわ」 「もくひけん?なにそれ?」 「本気で言ってるんだよな~ そんなもの存在しない!的な意味じゃなくて本当に意味がわからないんだよな~」 「なんだその目は」 「にしても父さんは俺に幼なじみ強要しないんだな?」 「俺はお前達が幸せなら誰でもいいからな。 母さんも酔っ払ってるだけで本当はそう思ってるしな。それに……」 「「それに?」」 「俺はあいつを幼なじみだから好きになったんじゃない。あいつだから好きになったんだ。幼なじみじゃなくても俺はあいつを好きになったという自信がある。お互いに……なっ?(パチッ)」 「まぁね♪(パチッ)」 「「ふたりに一生ついていきます」」
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