突撃!あの子んち!

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「じゃあいってきます!」 「いってきますーす」 「「いってらっしゃーい」」 と俺と真琴は両親に見送られて家を出る。 ふたりで雑談しながら学校へ向かう。 「真琴、甘酸っぱい話」 「……俺とあいつらは小学生の時からの仲良し3人組だ。高校に入った今でもそれは変わらない。これからも一生変わらないのだろうと思っていた…… あいつらがつきあい始めるまでは……」 「甘酸っぺ~!」 「兄貴、胸が締め付けられるような話」 「私とあいつは気づいたらそばにいた幼なじみ。あいつは私にとって一番気楽に話せる幼なじみだった。 でも中学3年生の春、私はあいつに告白された。あくまで友達でしかなかった私はあいつをフった。あいつは今にも壊れそうな笑顔で笑っていた。 そして高校に入った今、 私とあいつは変わらずに気楽に話せる幼なじみのままだ。 でも私の中であいつは…… 彼女の惚気話を聞かせてくるあいつは私の中で『大好きな幼なじみ』に変わっていた」 「胸が締め付けられるね~」 ちなみに会話はこんな感じ。
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