突撃!あの子んち!

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「……ったく、一大プロジェクトとか 言うからこっちはふたりで頑張ってたっていうのに……」 「おい、ギャルゲー作りは 一大プロジェクトだろ?」 「お前一回黙れ」 「お前なぁ!俺がどんだけこれに力注いでると思ってんだ!? まずはこれをリアルに近づけようと、プレイヤーの現実のパラメーターによって数百通りのストーリー、キャラクターが決まるようにしようと考えた。 しかしそれには人手が足りない! ……そこで要求された事を高速で処理するAIを発明した。さらにそのAIに俺の知識をトレース。これにより原作、作画、プログラミング、その他色々を高速でこなす事ができるようになった。これを300体設置して現在絶賛稼働中。 ……あっ、ちなみに音声認識できるようになってるから、命令は口で話せばいい」 「歴史的発明じゃねぇか!?売れよ!?」 「馬鹿言え。世界中のプログラマーが 職を失う事になるぞ?」 「お、おう……無駄にそこだけ真面目……」 「ちなみにこいつらは俺に絶対服従。 しかも一体50TBの容量があるから ハッキングで奪う事はほぼ不可能。 万が一ハッキングされても、 その先のコンピューターを破壊して 戻って来るようになっている」 「スゲーよ。マジスゲーよ。 何が凄いって、それがギャルゲー作りの 副産物だっていうのがスゲーよ」
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